10 years ago

どうも、英司です。寒暖の差が激しい最近ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こちらはこの週末はBBQです!なんとか晴れるそうでよかった(^^)

先週末は、よく友人などと行く新宿二丁目のクラブ式のゲイバー、Wordupさんの12周年パーティへ行っていました!
いやはや、あの街で12年ってすごいですよね…。

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↑GOGOのSHiNくんと虎丸くんと、この日仲良くなったトモミさん。いやはやみんな可愛い(´・ω・`)

このお店は、僕がゲイ業界にデビューした10年前に、初めて足を踏み入れたお店なのです。ですので、今日はゲイ業界丸10年ということを題材にエントリを書きたいと思います!

■早いもので10年。

そんなわけで、早いもので僕がゲイ業界にデビューしてそろそろ10年が経過しようとしています。
この10年、本当にいろんなことがありましたね…。いやー、短いようで長かった。

大学サークルの門を叩いたのがこちらの世界へ出てきたきっかけで、あれが19歳の頃。2004年の出来事。それまでは、自分は自分のセクシュアリティを一生隠し通し、考えることも避け、他の人と同じように大学を卒業したら会社に勤め、結婚をして、子どもができて、マンションでも買って…。

という生活をして行くんだな、と思っていました。
(「アナと雪の女王」のエルサの気持ちよくわかります・爆笑)

そのために少しでも安定した会社に就職して、好きな仕事よりも続けられる仕事を選んで、ずっとそこで勤めて…とか、今じゃ考えられないようなことを考えていたのですが(笑)、あの時自分のセクシュアリティをもう押し殺さなくていいんだということがわかった時から、将来像がガラっと変わりました。
そうすると自ずとものの考え方もかなり変わっていきました。

■大学を出てからの日々

2007年に大学を卒業して社会人になって、仕事をしてみて初めて自分の本当にやりたいことがだんだんわかってきたりもしたし、自分はかつて考えていたような、日本のマジョリティ男性たちとは違った生き方をして行くんだ、ということも社会に出ると実感していく機会も多い。

僕なんかは23歳のときにリーマンショックが起きて、24歳のときは大不況の1年で、その時は広告会社にいたので本当に仕事がなくて、それまで当たり前にもらっていたインセンティブは一切なくなり、給料も減って、痛い目を見ましたね…。

結局その会社は退職して、やってみたかった広報職で募集していた会社に転職したのですが、お陰で一時的にかなり安定志向なモノの考え方になっていて、とにかく基盤の安定した会社に入ろうと思い、転職先を選びました。

ただ、26歳くらいのときに大学時代の友人たちが最初の結婚ピークを迎えます。あの年は1シーズンに1回くらい結婚式に出席していたし、なんだか18歳位のときに出会って、確かに一緒の速度で成長してきた友人たちが、僕には登れない階段を1段上がっていってしまったような気もして、祝福の気持ちと同時にほんの少しだけ哀愁を帯びた気持ちになったりと。

20代も後半戦にさしかかり、次々と結婚して新しい生活を築いていく友人たちを見ている中で、だんだんとまたモノの考え方が変化していきました。

「自分も上の階段に進みたい。ここからはみんなと同じ階段じゃなくて、違うところにある違う色の、ヘンテコリンな形の階段かもしれないけど、ここにガラスの天井があったとしても、ここで登り階段が止まってしまうわけじゃない。あっちの階段に行けばいいだけの話じゃん!」

一時的な安定志向なモノの考え方は崩れ、こういう風に物事を考えるようになっていきました。

それで、27歳の秋に3年間お世話になった会社を去り、再び転職をしました。それが今の会社です。今の会社では新設の広報室という部署の立ち上げがミッションです。

今、ようやくいろいろなことが形になり、実を結んできていて、成果が出始め、最近は会社に行くのがけっこう楽しいです(それは言い過ぎか・笑)

それに、時同じくして結構積極的に人の集まる場所に行ったり、友達も作るようになって行って、プライベートの方も楽しくなってきました。

そんな今が29歳の夏。

10年前、19歳の秋にゲイの世界を初めて知ったので、10年前の夏はまだこの世界を知る前。

まさか自分がこんな風になっているなんて、あの頃の自分は想像もしていなかったと思います。

今、僕は絶賛ヘンテコリンな形の階段を登っている最中ですし、幸いなことに、ここにはどうやらガラスの天井は存在しないみたいです!

10年前に思い描いていた幸福感とは全然違うどころか、あの頃思い描いていた「幸福な大人の生活像」なんて木っ端微塵になって跡形もない感じですが(苦笑)、人の幸せには本当にいろんな形があるんだなぁと思う今日このごろ。

自分にとってはゲイの世界にデビューする以前と以後がけっこう分岐点になっていると思うし、今の生き方とか生活とか価値観も、実は深い所で「セクシュアリティ」と関わっていて、この10年のいろいろな出来事の根底にはやっぱり「ゲイであるがゆえ」のことも少なくなかったのかな、と思います。

「ゲイであるがゆえ」ということを考えるとき、どうしても結婚ができないとか、老後が心配とか、いろいろ暗い話に終始しがちですが、物事は何事もトレードオフで、世の中意外と辻褄が合うようにできているもの。

もちろん、不便さや不平等な制度は直していかないといけないけど、ゲイであるがゆえのメリットって実はけっこうあるような気もします!!

このブログをご覧になられている方は若い方も非常に多いみたいなんですが、ヘンテコリンな階段も、けっこう悪くないですよ(笑)







(悪い大人の誘いです…苦笑)


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日本でLGBTビジネスは成立する?

どうも、英司です。
本日からいよいよ梅雨入りだそうですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

いやはやこの梅雨が空ければ夏ですね。
今からとても楽しみです!!

■日本でLGBTビジネスは成立する?

ずっと前に「LGBT市場は本当に存在する?」というエントリを書かせていただきました。
今回はその続編的位置づけです。

※注意!!けっこう夢のない話しになりそうです(笑)※

ここ数年、LGBT向けのあらゆるビジネスを見てまいりました。
その中で、現段階での自分なりの一定の見解を書きとどめておきたいと思います。

僕の解釈では…

日本でも、LGBT市場は存在するが、LGBTビジネスは成立しない。

というのが現実的見解ではないかという考えに至りました。

以前から折にふれて話題にあげてきましたが、一般的に多くのゲイは何歳になっても独身男性と同じ金銭感覚ということになりますから、仕事での収入が上がって本来子育てや養育費にかかるようなお金も、自身への投資やファッション、娯楽、旅行、カルチャーなどへ使うお金が比較的多くなる傾向があるという話題を何度かこのブログでもさせていただきました。

これが一世代前であれば、結婚圧力が強く、会社によっては結婚しないと昇進できないだとか、親戚から浮いてしまうだとかいう話もあり、世間体を気にした望まない結婚をする人も少なくなかったようで、自分のセクシュアリティに正直に生きる人の割合は今と比較して低く、また正直に生きるにしても独身男性が消費や娯楽に多くのお金を使うことに対して世間の目も厳しく、今ほど自由に堂々とはできなかったのではないかと言われています。

ただ、徐々にそういった価値観は変化し、世間体を気にした結婚よりは、自分らしく生きることを選択する方が一般的となり、現在はセクシュアリティに関係なく結婚するかしないかということも個人の自由な意志決定で行われるべきで、年配者などは内心どう思っているかは知らないけど、一応建前上、結婚の有無で昇進や昇格を判断したり、人間性の良し悪しを決めつけるのはよくないことだ、という"建前"はできつつあります。

こうした時代の訪れとともに、自由な消費活動を行うLGBT(と言ってもこの場合ほとんど正規雇用の男性同性愛者)の経済学的な視点からのアプローチがここ数年くらいの間に非常に活発になり、大手のシンクタンクなどが軒並み「日本国内のLGBT市場は●●兆円規模」なんて調査結果を発表するなど、にわかに盛り上がりを見せていました。

こうした調査結果を受け、数年前からこのLGBT市場という巨大なブルーオーシャンを狙った資本の動きが活発化。あらゆる分野において「LGBT専用」とか「ゲイ向け」のなんちゃらっていうサービスが生まれていきました。

ただ、これらの動きは最近は沈静化し、下火になりつつあります。
その理由は単純明解で、「商売が成り立たなかったから」というのが最大の理由です。

■ゲイは都合の良いお客さんじゃなかった

確かに、可処分所得が同年代の既婚男性よりも多く、ファッションやアート、カルチャーの分野にかけるお金も多いゲイというのは、企業側から見れば非常に良いお客さんのように写ったのでしょう。

なので、「ゲイ専用●●」なんていうものを作ったら、簡単に多くのゲイが飛びつき、支持され、多額の儲けを出せると考えたのでしょう。

ただ、そのほとんどは多額の儲けはおろか、多くのゲイには支持されず、ひどい場合は話題にも登らずに消えて行ってしまった。

「ターゲットも明確に定め、広告やPRもちゃんと戦略を立ててやったのにどうしてダメだったんだ…」

と頭を痛めるPR担当者も多かったかと思います。ただ、これには非常に根本的な誤りがありました。それは、思っていたほどゲイは都合の良い消費者ではなかった。ということです。

つまりどういうことかと言いますと、これを「ゲイ」と限定するから話がわかりづらくなるので、「ゲイ」という母集団を行動経済学的に定義してみたいと思います。すると…

「同年代の既婚者よりも可処分所得が多く、趣味にかける金銭的・時間的余裕が比較的あり、これまでにも娯楽や趣味に関する消費行動をたくさん行ってきた独身男性たち」

ということになるかと思います。

もうおわかりいただけたかと思いますが、こうした母集団をマーケティング対象として考えたとき、もう誰も絶対に新規参入なんかを考えない超レッドオーシャン層であるということです!

少しでもマーケティングやPRをかじった人であれば、こんな激戦区に新規参入サービスが勝てるわけがなく、仮に市場に食い込むためには、もう天文学的数字の資金投入が必要になるくらいの最難関市場と言えます。

消費行動に非常に慣れた人たち、ということになりますので、当然良いものに対する目利きや新しいもの、楽しそうなものへの情報感度もかなり高い。

また、こうした消費行動に慣れている層の人たちであればあるほど、結果として例え同じ商品の購入を決めたとしても、誰かに提供された限定的な選択肢の中からその商品を選んだのと、無数にある混沌とした情報の中から自分の意志でその1つの商品を選びとったのとでは、満足度や納得感がまったく違います。

その主たるものが「旅行」でした。

これまで、LGBT市場の議論が起きるたびにいくつも「ゲイ限定の旅行サービス事業」というのがあちこちに立ち上がりました。

僕自身も旅行はとても好きですし、僕の周囲の友達も旅行が大好きな人がとても多いです。肌感覚ですが、ゲイは旅行好きがとても多い気がします。だからこそ、LGBT市場を狙った旅行事業を行う事業者が多数現れたのも理解できます。

しかし、ビジネスとして成立し、継続的事業として収益化した例は日本では確認されていません。

それもそのはずです。ゲイで旅行好きな友人たちの多くは、パックツアーなどではなく航空券やホテルを別々で手配する個人旅行・自由旅行と呼ばれる形式の旅行を楽しむ人がほとんどで、事前に観光スポットから現地のゲイが集まる場所まで口コミやネットなどで細かく調べていますよね。

こうした旅行は回を重ねるたびに味をしめて上手になっていき、どんどん自分好みのハンドメイドな旅行を自分で組み立てるようになっていきます。中にはあらゆる国の飛行機に乗ってみたいからと、敢えて行く先の国の航空会社からしかチケットを買わないという人もけっこういるし、乗る飛行機の機体にまでこだわりを持って、「今度あそこへ行くの、A380で行くんだ~」なんていうちょっとオタッキーな会話をする旅行好きのゲイの会話なんかもしょっちゅう聞きます。

ゲイの旅行市場の現実は、これくらい飽和・成熟した市場なので、ここで勝負できる方法は2つ。

1つ目は、よほど先進的で誰も聞いたことのないような情報を提供できる事業者がゲイ向けに旅行を企画提案する。

ただ、これは現実的に非常に難しいと思います。旅行に行くときのゲイと言えば、事前に一般的な旅行サイトをチェックするのはもちろんのこと、実際にその国や地域に行ったゲイの人の個人ブログまで細かく調査し、2泊や3泊の滞在期間に少しでも最大限楽しめるように非常に敏感な情報アンテナを立てています。

すでにかなりの情報収集力を持っているその層に対して新たな情報を提供するというのは、少し現実的ではないと思います。


2つ目は、現在の市場に出回っているよりも非常に低価格で同じサービスを提供すること。

レッドオーシャン戦略でもっとも安全牌なのがこれ。他社よりもコストカットし、例え利幅を狭くしてでも薄利多売で体力勝負で頑張る。という単純な戦略です。

ただ、これも現実的ではないでしょう。
エクスペディアやアゴダと言ったサイトを見ると、すごくいい雰囲気の海外のホテルが驚くような値段で予約ができます。
また、最近では近隣の国にはLCCを使えば数千円で行けてしまう時代です。JALやANAの大手キャリアや新興の中堅航空会社もこれに危機感を抱いており、チケットは叩き売り状態(実際僕も今月に韓国に行きますが、週末を挟んでも片道7500円という破格値です)。

そのたたき売り状態のチケットを更に旅行会社が大量購入して、より安い値段で市場に出すなど、旅行業界は今、これ以上の価格破壊が起きたら業界全体が疲弊して共倒れしてしまうほどの消耗戦に入っており、ここで価格で優位に立とうとするのはほぼ不可能です。


つまり、日本の市場で言う「LGBT」とくに「ゲイ」の世界で支持されるサービスや商品はひどく難易度が高いものであり、従来の商品やサービスに「ゲイ専用」という接頭語をつけても、多くのゲイはまったくピンと来ないどころか、むしろそうした限定的な情報の中からではなく、無数にある従来のサービスの選択肢の中から、自分の好きなものを選んだ、という満足感を得たいと無意識的に考えている。

特に日本の場合、欧米のような強烈なカップル文化の価値観が存在しないため、高級レストランやホテルのパーティなどに1人や友達同士で訪れても、誰もなんとも思いませんし、ゲイであるが故に受けられないサービスというものがほとんどない。

最近は結婚式でさえ、お金さえ払えばやらせてくれるところも増えています。

これが、ゲイであるがゆえに受けられないサービスや購入できない商品があったとして、そこで初めて「ゲイ専用」のサービスであることに意味が出てきます。

つまり、日本には非常に莫大なゲイ市場があるにもかかわらず、ゲイビジネスはなかなか成立しないというのが現実的な見解ではないのでしょうか。


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拝啓 真崎航さま。

どうも、英司です。
いやはや、そろそろ梅雨入りを思わせるような天気が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

■少し遅れてしまいましたが…。

先日5月18日は、故・真崎航さんの一周忌でした。
※真崎航さんについては、昨年の小生のこちらのエントリをご参照ください。

特に何かの催しがあったわけではないのですが、あれから1年、個人的に静かに彼のことを思い出していました。

昨年、4月にあったバンコクのソンクランに体調が悪い中ご出演され、その直後、緊急入院されたのを覚えています。
僕は航さんとは特段親しい関係というわけではなく、昨年のエントリに書いたときの出来事をきっかけに少し連絡を取るようになったくらいでしたので、特に少人数で遊んだりしたことはなかったです(本当は一度くらいクラブイベントやジム以外の場でゆっくりお会いしたかったですね)。

ただ、入院されたという情報を聞いて、「入院したそうですけど大丈夫ですか?」とLINEでメールをしたところ、「もう手術も終わったから大丈夫!なんかじっとしてるのがダメな性格みたい。早くイベントに戻りたいな~♫」というようなことを言っていました。

そのときは「ああ、無事だったんだ。良かった!」と思っていましたが、あれがご逝去される2週間くらい前にしたメールで、現実もメールも含めてそれが航さんとの最後のやりとりになってしまうとは、予想だにしていませんでした。
きっとあのメールも、病で苦しみ、先が見えない中で無理をして書いてくださっていたのかと思うと、とても心が痛みます…。

昨年のエントリに書いた、レスリーさん逮捕の時の一悶着で航さんと協力させていただいたときは、彼は29歳で、僕が28歳になる前夜のことでした。

あれから夏がきて、秋が訪れ、冬を越して、僕は29歳の誕生日を迎えて、また春が来て新しい一年が始まったって言うのに、航さんは29歳のまま。決して追いつくはずのない年齢が、なぜか彼に追いついてしてしまった。

来年になれば僕や同年代の友人たちは、30歳、31歳って歳を重ねて行くのに、航さんだけずっと29歳のままなんです。

とても男盛りで美しい姿のままで記憶に保存されてしまっているからこそ、なんか悲しさや切なさ、やるせなさにも拍車がかかってしまって…。

航さんはご自身の考えや意思をきちんと持っていて、臆せずそれを発信する勇気も持っていました。
僕は彼がご生前、正直言うとそうした彼の姿に少し畏怖の念といいますか、ある種のオーラを感じていましたし、新宿のイベントや中野界隈でお会いしたときも一種の「風圧」のようなものを発している人だったと記憶しています。

あれから1年。本当にいろんなことがありました。
大変な激動な1年でもありましたし、辛いことも楽しいこともとてもたくさんありました。

ただ、もし一周忌で航さんが三途の川のこちら側に帰ってきているとして、一つだけ言えることは、昨年よりもきっと自分は大きくなっているし、自信もついてきて、仕事もプライベートも1年前よりはずっと質が向上したっていうことだけは断言できるのがせめてもの救いです。

そしてもし航さんが帰ってきているのだとしたら、これだけはどうしても伝えたかった。

「どうすることもできず、困った状況になったときに、こんな自分のことを思い出してくれて連絡をくださったこと、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。」と。

そして、昨年航さんがご逝去されたときに約束した通り、残された者の1人として、しっかり自分の人生を一生懸命生きてますよ。幸せになるためにたくさん努力して、たくさん遊んで、たくさん笑って、たくさん悩んで…。

少しでも自分の人生や自分と関わる人の人生が笑顔や幸福感でうめつくされるように、まだこの先しばらくは生きることを許された者の1人として、ちゃんと毎日努力してますよ。「生きる」ことを毎日一生懸命謳歌していますよって。


僕には、航さんのような美貌やオーラもなければ、カリスマ性もないし、天天みたいなお互いを想い合う大切な恋人もいません。

実際のところ彼氏なし、土地なし、金なし、筋肉なしの彼の足元にも及ばないような一小市民ゲイですが、早くに三途の川のあちら側の世界に召されてしまった、生きたくても生きられなかった同年代の仲間に顔向けして恥じない生き方をしなくてはならないし、毎年5月18日は、今の自分はちゃんとそういう生き方をできているか?と、自問する日にしていきたいと思います。

次に航さんにお会いできるのは、もしかすると僕はもう年金ももらい終わり、腰がまがって杖をつくお爺ちゃんの姿なのに、航さんだけ29歳の青年の姿だったりして(笑)

それはちょっと癪に障りますが(笑)、でも、またいつかお会いできた日に、「遅くなってしまいましたが、僕の人生めちゃ充実してましたよ!」なんて報告ができればいいですね。


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僕の好きな季節について

どうも!英司です。5月も後半に入り、日に日に日照時間が長くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

こちらは今週末、まだ2014年度はスタートしたばかりの森のビアガーデンの予約がとれたので行ってきます!ビアガーデンに行ける季節が来たあたり、本当に夏が近づいてきているな、と実感しますね。

■夏が好きだけど…

僕は夏が大好きです。火照るような暑い日差しはそんなに心地よいものではありませんが、夕方遅くまで外は明るくて、海やプール、ビアガーデン、旅行、BBQ、花火大会などなど…楽しいイベントのほとんどは夏に集中してるように思います!

だけど、僕はずっと昔から夏が好きだったわけではありませんでした。
というか、むしろ夏はすごく苦手な季節ですらありました。

■明るいところに行くと劣等感が浮き彫りになるから

こういう話をするには僕はあまりにも若くないし、30歳手前の大人が劣等感云々なんていう自分語りは非常にイタイ感じなんですが(笑)、このブログの読者さんからメッセージをいただくたび、僕の中では「過去の出来事」として思い出の1ページになっているような自分のセクシュアリティやアイデンティティ、周囲の友達との違いに悩んだ青春時代のことが、まったくもって「過去のこと」なんかでなく現在進行中にある若い方なども多いことが最近になって非常にわかってきていて、思い悩んでこのブログに辿り着いた方へ、何かしら楽しい青春の一助になれればと思ったので、今回このエントリを書こうと思いました!

僕が夏を一番好きな季節だと思うようになったのは、意外と遅くてたぶん社会人になってからです。19歳の秋くらいに初めてゲイの世界を知ったわけですから、19歳の夏までは自分のセクシュアリティに思い悩み、自分以外のゲイとも会ったことがない、孤独な状況にいたわけです。

高校生の時も大学生のときも、クラスや部活、サークルに仲の良い友達は多かったのですが、みんな10代後半の若者なわけですから、誰が気になるとか誰が好きとか、やはりそういう話題が中心になる時間は少なくないわけで。

しかも、夏ともなれば日照時間も長くなり、遊ぶ時間もグンと長くなります。男女においても出会いの機会は増え、気持ちも開放的になり、周りのノンケの友人たちもひと夏の恋だのなんだので盛り上がるわけですね。

(変な意味ではなくてw)僕はそんな友人たちが好きでしたし、一緒にいて楽しかった。だけど、自分のセクシュアリティが人と違うんではないか、っていう疑いが強くなればなるほど、周りの友人たちが自由に恋愛を楽しむ姿を目にすると、同じことができない自分になんだかものすごく劣等感を感じてしまい、その機会が最も増えてしまう季節が夏でした。

友人たちと他の話では打ち解け合えるのに、恋愛や女の子の話だけは自分から話せることも少なくなり、話を振られても、どこかで聞いたような情報をつなぎあわせて、気付かれないように適当に話を合わせていたりして、なんだか嘘をついているような気分になって悲しくなったし、そういう後ろめたさが、更に劣等感を上塗りしていきました。

ゲイ業界デビューをその年の秋に控えていた19歳の夏までで、もちろんサークルやクラスの人とプールや海に行ったり、BBQや旅行に行ったりと夏らしいことはしていたけど、なんとなく「触れてはいけない不発弾」みたいなものをどこかに抱えているような感じで、心の底から安心して夏の行事を満喫できていたかどうかは怪しい部分もありました。

そういう事情もあって、学生時代の「夏」に対する印象はすこし憂鬱な季節、というものだったように思います。

■遅まきながら夏を楽しめるように(笑)

20歳、21歳の夏はゲイデビューを果たしたあとなわけですから、それ以前よりも楽しい夏を過ごせましたが、どうも学生の頃はあの長い長い夏休みを持て余していた感がありまして、本当に楽しめるようになったのは社会人になってからだったと思います。

一言で夏、と言っても、社会人になるとほぼ土日しか自由な時間がないわけですから、実質7月、8月の土日祝日を合計しても20日もないわけです!(しかも7月の前半はまだ梅雨なので夏っぽくはありません)

さっき上で書いたような海だのプールだのビアガーデンだの…という夏らしい楽しいイベントが土日に集中するため、実質「20日しかない夏」を存分に楽しむようになりました。
周りの友達も社会人になるとそうなって行って、自ずと遊び方、お金や時間の使い方も似てきて、しかもやはりゲイの世界も開放的な気分になる人が増え、出会いやイベントの機会もグッと増える。

でも、今度はあの頃みたいな劣等感を感じることなんかぜんぜんありません。
無理に話題を合わせたり、嘘をつく必要もなくなったし、純粋に夏のイベントなどでの新しい出会いなどを楽しめるようにもなったんですから。

まぁずいぶん美化するとこんな感じですけど、実際のところは本来10代の頃に経験するような夏の思い出を三十路手前になってやっと経験してるっていう話なんですけどね(笑)

でもいいんです。人生において享受する権利がある幸せや楽しい時間の総量があらかじめ決まっているんだとしたら、それを最大限に享受したいと思うのが人間だし、10代の頃に一部享受しきれなかった部分の楽しさがまだ残っているんだったら、むしろもう「若者」でもなくなってきた今になってその時のぶんのものを味わえるなんてめちゃめちゃラッキーなことじゃないですか。

そんなわけで、今年の夏はどんなことが起きて、どんな思い出ができるかとても楽しみです。

もし今自分のセクシュアリティに悩んでいたり、物理的にこういった業界にデビューすることができない若い方がこのエントリを見ていたとしたら、どうか安心してほしいです。

その悩んでいる今の自分の気持ちや考えたこと、今は苦悩と感じていることも、大人になれば古き良き思い出にすらなりますし、もしそれで楽しいはずの青春時代を周囲のみんなみたくちゃんと謳歌できていない、と感じているのであれば、大丈夫!!ここに遅まきながら楽しんでいる痛い三十路近くのゲイがいるし、新宿界隈のゲイコミュニティを眺めてみても、皆同じようなものだと思います。

このブログも『陽のあたる場所へ』という名前ですが、陽のあたる場所はなかなか楽しいものだと思いますぜ!


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セクシュアリティに悩む皆さんへ

どうも、英司です。
桜の季節も終わりまして、ゴールデンウィークも近づいてまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。行楽の季節ですので、お出かけしたい気分ですね~。


■自分のセクシュアリティに悩む皆さんへ

このブログの読者には様々な方がおりますが、今回はまだ自分のセクシュアリティを受け入れきれずに悩んでいる若い方へ向けた内容となります。

あまり上から目線であれこれモノを言うのは好きではないのですが、そのような印象を与えてしまったらすみません。


■その「カウンセラー」は本当に大丈夫?

「カウンセラー」という職業は、「コンサルタント」や「アナリスト」などと同様、厳格な使用規定のない呼称であるため、いくらでも自称することが可能。そのため、専門的な知識やスキルを有していない場合であっても「カウンセラー」を名乗ることは可能で、こうした自称心理カウンセラーによる消費者問題などが密かに社会問題化しつつあります。

何もこれは消費者問題に限ったことではなく、性的少数者の社会でも十分注意すべきことだと思います。

最近、同性愛に関する言説の急速な増加に伴い、性的少数者向けのカウンセリング、電話相談を行う団体などが複数現れました。こうした流れは本来歓迎すべきことですが、手放しで喜べるようなことでもないようです。

本来、カウンセラーという職業には2014年4月現在の時点では国家資格は存在しないものの、その職域が人の身体や生命、生活に重大な影響を及ぼすため、高度な専門知識を要します。
そのため、行政やそれに準ずる公的機関などが言う「カウンセラー」は、高度な民間資格を取得した人や大学等で所定の養成課程を修了した人のことのみを指し、主に臨床心理士、認定心理カウンセラー、認定心理士、産業カウンセラー等のことを「カウンセラー」と呼んでいます。

ただ、任意団体やNPO等が「カウンセラー」という言葉を使うとき、必ずしも行政等と同じ基準でこの職域を自称しなくてはならない規則等はなく、事実上誰でもこの職位を名乗ることができます。

「カウンセリング」は本来、膨大な精神医学や心理学によって導き出されたデータをもとに構築された科学的なメソッドであり、専門的なスキルを持ち合わせていない人個人の経験に基づいた主観的アドバイスなどとはまったく性質の違うものになります。

むしろ、主観的な教訓などのみの知識しか持ち合わせていない「カウンセラー」の場合、逆に相談者を苦しめる場合などもあり、悩みや迷いを抱えている人は冷静な判断ができず、誤った方向への誘導的なアドバイスなどになることもありえます。

こうした悩みや迷いを抱えていて、判断能力が落ちている人に対する催眠商法や宗教、政治運動への勧誘なども問題になっており、状況が悪化する例が目立ってきています。

性的少数者の場合も、昨今は「性的少数者向けのカウンセリング」を名乗り、無料相談などを行っている団体も多く出てきましたが、中には専門的スキルを有していない人が対応をしているケースもあるので注意が必要です。

もしあなたが自分のセクシュアリティに悩み、精神的に辛い状況で誰かに悩みを打ち明けたい場合は、ぜひお住まいの地域の保健所や自治体が主催しているカウンセリングの門をまずは叩いてみることをオススメします。

そこでは性的少数者であることを笑われることも、からかわれることもないし、苦痛を取り除くための適切な対処法を持ち合わせた専門家が相談に乗ってくれます。彼らは行政機関の職務規定によってそこで得たプライバシーや個人情報、相談の中身の秘密を守ることを義務付けられていて、絶対に誰かに知られることはありません。万が一、相談内容や個人情報の一部が外部に漏れることがあれば、当該職員や責任者は厳しく罰せられる緊張感の上で業務を遂行しています。

そこだけで解決しない場合は、適正な専門的スキルを持ち合わせた医師であったり、他の機関であったりと、行政と同水準かそれ以上の厳格な基準を持った外部機関を紹介してもらえると思います。

任意団体やNPO等の場合、「カウンセラー」を名乗るための厳格な基準を設けていなくても事実上問題になることはない上に、相談内容を口外した場合の罰則規定なども存在していない場合がほとんどで、専門的知識を有していない同じ同性愛者などが対応をしている場合、個人的な感情移入などが入り込み冷静な対処法を伝授できない(もともと適正な対処法のメソッドを学んでいない)など、正直言って一般的な感覚から言って危険なことが多すぎる気がします。

僕の場合少しケースが違いますが、以前学生時代の知人から執拗なストーキングや脅迫、名誉毀損被害に遭っていて警察に相談に行った際、あれだけ体育会系で頭の固そうな警察組織であっても、男性同性愛者であることに関して驚く様子も嫌悪する様子もまったくなく、刑事さんたちは”安全な市民生活を担保する”という「職務」として対応し、そこに個人的な好き嫌いや驚きなどと言った感情を挟むことはありません。

こうした例からもわかるように、案外、考えているよりも行政機関の性的少数者に対する認識は進んでいるところがあり、また、「業務」としてそれを遂行する一種のドライさがないと、適正なアドバイスや指導ができないのは明白な事実だと思います。

ですので、悩んでいて誰かに打ち明けたい、二丁目やイベント、サークルなどと言ったところに行く勇気がない、という皆さんに関しては、ぜひ、お近くの保健所等の相談制度を調べてみてください。

そして、大事な相談をするときは一歩立ち止まって、「本当に信頼できる筋の人たちがどうか」ということを考える間を取ってもらえたらと思います。


■ご参考:全国の保健所一覧

http://www.phcd.jp/03/HClist/index.html




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Author:英司
いらっしゃいませ!英司と申します。中央線カルチャーが好きで、東京・高円寺に在住の会社員。日々感じたことから、少し役立つ(?)情報まで、いろいろ発信していければと思います。

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