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カミングアウトしない自由

どうも、英司です。
9月ですね~。残暑が厳しくない今年はけっこう楽です。先日は友人たちと高尾山に行ってきました!いやはや今年の秋の訪れは早い。

■カミングアウト"しない"自由について

同年代のゲイの友人たちと飲んでいると、そろそろ「親へのカミングアウト」の問題をどうするか、という話が時々出てきます。

学生時代の友人や地元の友人は既婚者の方が多くなり始める頃ですし、早い人だと小学生になる子供がいてもおかしくない年齢に近づいてきました。

状況は人によって様々ですが、大きくわけて次の3つのケースが多いと思います。

1、カミングアウトを済ませていて、その後も変わりなく過ごしているケース
2、明確なカミングアウトはしていないものの恐らく勘付かれていて、ある時から結婚しろだの彼女作れだのとパッタリ言われなくなったというケース
3、自分の家は厳格だから絶対に無理というケース

ちなみに僕の家は2番のパターンですが、周囲を見渡していても、2>3>1の順番で多いような気がします。

中には、「カミングアウトは同性愛者の存在を可視化させるものだから、両親や職場の人にも積極的にするべきだ」という意見や、最近では「恋人ができたら両親にカミングアウトして恋人を連れて挨拶に行きたい」「家族や友達を大勢呼んで盛大な結婚式を挙げたい」という声もしばしば聞かれます。

こうしたことを自由に発言できる環境が整ってきたことは実に素晴らしいことで、歓迎すべきことと思います。ただ、こうした「カミングアウトする自由」を論じる時、とかく忘れ去られがちなのが「カミングアウト"しない"自由」についてです。

カミングアウトを推進・奨励する声の中には、「カミングアウトすることは『社会のため』『LGBT全体のため』であって、自分たちの主張はある種の「正しさ」や「正義」という後ろ盾を得たものだ」、というニュアンスをまとったものも混じっています。

確かにカミングアウトはしたいと思ったときにできるに越したことはないですが、ここまで来ると少し首をかしげてしまうのも正直なところ。

個人個人が持っているバックグラウンドや親子関係などは実に多種多様かつ複雑なもので、一概に「ウチは大丈夫だったから君のウチも大丈夫だよ」というものではありません。

それに、上記2番のパターンで、もう8割9割の確度で両親にはセクシュアリティがバレているっぽいけど、親には絶対に明確には断言せず、亡くなるまで曖昧なままにしておく、と決めている人も多いと思います。

時にはこうした曖昧さはお互いを守ることにもなります。

厳格で堅物な親を傷つけたくないから言いたくない、という人もいます。そもそも、自分の子供が同性愛者だからと言って傷つくこと自体、理屈としてはおかしなことなんですが、もう半世紀近く前に青春時代を送ってきたような両親の世代にとっては、理解の領域を超えている場合も多いでしょうし、稼業をしている家などでは、「跡継ぎがいなくなってしまう」と、正直ショックを受ける親もいるかもしれません。

カミングアウトを推奨・奨励する人から見れば、最後まで周囲には自分のセクシュアリティを曖昧なまま終わらせたり、親には一生勘付かれないように黙っている生き方をしているゲイを「意識が低い」と見るきらいもあります。

ただ、そういった「意識の高い系」の一部のゲイではなく、普通に生活を送る普通の同性愛者の仲間たちも、決して何も考えていないわけではなく、自分の置かれた環境下で、誰もが一番ハッピーに生活を送れる方法をその人なりに考えた結果であることがほとんど。

カミングアウトは一つやり方を間違えれば、周囲の人間関係のバランスを崩しかねないものでもありますし、闇雲な奨励や強制がされるべき性質のものではないと考えます。そして、そうした奨励に従わない人を「意識が低い」と決めつけるようなこともされるべきではないと思います。

最近、東洋経済をはじめ多くの経済誌がLGBTマーケットを狙った特集を組み始め、その論調のほとんどが、こうした「意識の高い系」のゲイを「LGBT界のリーダー層」と書いていたり、「日本の同性愛者のあるべきモデルケース」として取り上げています。

当事者の印象として、そうした媒体に登場するLGBT像は非常に強いバイアスがかかっていることが多かったり、やや稀な例を一般化して書いていることが非常に多いです。

そうした「稀な例」を何も知らない当事者が目にして、何段階ものステップを飛ばして闇雲に周囲を「啓蒙」して、自分の周りを「先進的」な環境に変化させていこうという行動が蔓延るのも、あまり宜しい傾向とは思いません。

まずは自身の身の安全と、周囲の人たちとの心地良い関係性を崩さないように意識して、その上で自分を受け入れてほしいと思った人には打ち明ければ良い。

このブログの影響など大したものではありませんが、最近の一部メディアでのLGBTの取り上げられ方や行き過ぎたカミングアウト信仰に大して、少しだけ警鐘を鳴らしたいと思い、エントリを書きました。



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いらっしゃいませ!英司と申します。中央線カルチャーが好きで、東京・高円寺に在住の会社員。日々感じたことから、少し役立つ(?)情報まで、いろいろ発信していければと思います。

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