「不謹慎ムーブメント(笑)」よりも、日常生活を。

どうもこんばんは!英司です。

11日(金)に起きた東日本大地震
皆様ご無事でしょうか。
ツイッター、ミクシィで散々つぶやいておりますが、ひとまず、念のため。

「私は元気です。」

被災に遭われた方、また、ご家族やご親類の方が被災に遭われた方にはお見舞い申し上げるとともに、どうかご無事であることをお祈り申し上げます。

■今回の地震で思ったこと、感じたことを記録しておきたく思い・・・。

今回の地震で、いろいろと思うことがありました。
無傷だった人間がピーチクパーチクのたまっている姿が、受け取る人によっては「不謹慎だ!」と思われるかもしれせんし、そういったご批判は甘んじてお受けします。

ただ、まだこの感覚が冷めぬうちに思ったことをまとめておきたいと思ったので、日記を書きました。

■ここ数日言われ尽くされていることですが、ぶっちゃけ日本を見直した

11日は見事に帰宅難民となりまして、会社のある渋谷区恵比寿から杉並区高円寺の自宅まで約3時間、とても寒い中、帰路に着く人の波の中に紛れて歩いておりました。

山手通り、方南通り、甲州街道、青梅街道・・・都内の主要道路の歩道は帰路に着く人で溢れかえり、まるで花火大会の帰り道のよう。途中、コンビニに寄るも飲み物や軽食はすべて売り切れ。時間的に言っても、恐らくあの時ほとんどの方が夕食を採らず、飲み物も飲まずにあの長い距離を歩いていたと思います。

そんな状況の中、何度か障がい者の方を見かけました。
盲目の方が白い杖を使って歩く中、自然と彼の周囲には道ができ、車道に飛び出すと見知らぬ人が「危ないですよ!」と声をかけて歩道に戻してあげる。それが当たり前のことのように行われているのです。

青梅街道あたりに来ると店も増えてきて、どこも地震で店を閉店している中、いくつかの飲食店が自分のお店の片付けもまだすんでいないのに、軒先へ出て歩行者の人たちに温かいお茶を無料で配っていました。

なんということでしょうか。この冷静さは本当に災害直後なのでしょうか。

家に帰ると本棚は倒れ、台所はぐちゃぐちゃでしたが簡単に片付けてTVをつけると、民放各局はやはり地震のニュースです。
しかしあることに気付きます。

一本もCMが流れていない!

これは翌日も翌々日も続きました。

TV局の1日の広告収入は約5億円とも言われています。
何度かTV局の報道についてこちらの日記でもごちゃごちゃ言ったことがありましたが、今回ばかりは私財を投げ売ってまで報道の使命を果たそうとしている各局の姿勢には素直に感動しました。

すぐにネットを通じて節電を呼びかける、いわゆる「ヤシマ作戦」が慣行。
より被害の大きい地域への電力がすぐにでも供給されるよう、個人単位でも企業単位でも電気を節約しました。暖房はつけず、電気も最小限にとどめ。
その結果、より被害が大きかった南東北地域の約20万世帯に電気が復旧したとのことでした。

時間が経つにつれ、これらの様子を取り上げた海外メディアの反応も次々と入って来て、例えば「床に落ちた商品を拾い、長い列のできたレジに並び、お金を払って店を出て行く。この光景に外国人は絶句」とかいう趣旨のツイッターの発言に象徴されるような日本人の冷静さ、窮状にもかかわらず礼儀正しい行いを賞賛するニュースが相次ぎました。

僕個人単位でも、FACEBOOKを通じて外国人の友人から励ましのメッセージとともに、同じ趣旨のメッセージをもらい、大変励まされた次第です。

どこかの知事が、今回の地震を「我欲の強くなった日本人への天罰」だなんてのたまわっていたとのことですが、僕は逆に、今回の地震で日本人の底力を思い知りました。
一体どこをどう見て「天罰」なんて発想が思い浮かんだのか。
我欲が強いのは「日本人」ではなく、「あなたとあなたの周りの人だけ」でしょって言いそう。
まぁ、耐震性に優れ、暖房ガンガンで見晴らしの良いあの西新宿の都庁舎の頂上で12年間も暴言吐いているだけの人には、こうした市民の温かくも力強い底力は見えていないのでしょう。あからさまな「選挙目的」が見え見えの発言撤回と謝罪をしたとのことですが、こぼれたミルクはあまりにも多すぎたと思います。「不謹慎」という名の言葉狩りは良くありませんが、敢えてこの恐ろしい言葉をあの知事に対して使います。
彼はこの国で最もひどい「非国民」です。

いけない、つい熱くなってしまいました(笑)


こうした温かいエピソードに心温まる一方、とても力強い発想やコメントに勇気付けられる場面も多々ありました。

イギリスの新聞の1面にもやはり連日地震のことが書かれているそうです。その中で記事の〆としてある日本人のブログが紹介されていました。以下のような内容です。

「この大地震による被害は計り知れず、多数の犠牲者が出てしまった。しかし私たちは絶対に希望を捨てない。敗戦を経験した私たちの先祖は、世界最貧国の一角となってしまったこの国を復興させただけでなく、世界に名を馳せる経済大国へと成長させたのだ。今度は私たちの番だ。」

なんだか泣けてくる内容ですよね・・・。

他にも、気仙沼市の被災地で、消失した街を呆然と見つめるお年寄りに対し、ある高校生がこう一言だけ言ったそうです。
「僕たちが大人になったら、必ずこの街を元通りにするから」と。

次々と海外からの支援表明が相次いでいます。
今日時点で100カ国を超えたそうで。
これは決して「普通のこと」ではないそうです。
これまでに日本は様々な国の経済発展や災害時の救援に支援を惜しみませんでした。その結果として、今回のようなことがあるそうです。

中には、韓国・中国・台湾など、歴史的に複雑な事情を持つ国もありますが、これらの国は最も早くに支援を表明し、先遣隊を派遣してくれました。

GDPが抜かれただとか、新車売上台数がどうだとか・・・日本の経済力の衰退ばかりが取り沙汰され、どうも元気がなくギスギスしていた最近の日本。

しかし、こんなにも温かい態度を取れる人がいて、こんなにも力強い国民がいて、こんなにも多くの国を支援してきていて、しかもその多くの国から信頼されているなんて、正直言って日本人である自分自身が一番知りませんでした。

常々より、「日本がダメなのは日本人の民度が低いからだ」云々の論調を声高に叫び、そうすることで自分は一般人よりも少し高い場所にいるかのような“仮想的有能感”に浸る一部のインテリ的論調は正直どこか鼻につくものがあったのですが(笑)、民度の高低の問題は抜きにして、こうした状況下でも温かい心配り、希望ある発信ができる人がいる国で良かったなぁと思います。(ただ、特にメディアや政治等で言えるのですが、災害時にはこうした対応が取れるのに、なぜ平常時は足の引っ張り合いばかりしてしまうのでしょうか?という疑念は未だにありますが・・・笑)


■「不謹慎」について

ツイッターなどを見ていて、充分にこれも言われている話かとは思いますが念のため。

ここ数日、「不謹慎」という言葉はまるでブームのようになっています。
前出の都知事の話でも少し触れましたが、「それは不謹慎だからやめておけ!」という風潮・自粛モードが過剰に広がり過ぎるのも考え物です。

(僕自身も金曜日の夜、海外メディアが日本人の秩序は素晴らしいと早速報道しているという内容のツイートをしたところ、よく知らない人から「こんな時に不謹慎だぞ!何を考えているんだ!!」とお叱りを受けました)

日本人の国民性上、特に「不謹慎だぞ!」なんて言われてしまうと、それが本当に不謹慎かどうかは別として、なんだか果てしない罪悪感にかられてしまい、発言を自粛してしまいがちです。
ただでさえ、被災地の人はもっと辛い思いをしているのに、ちゃんと家に帰れて温かい布団で眠れる自分に対して、なんとなく罪悪感に似た後ろめたさを多くの人が感じている中なら、なお更のことです。

しかし、これも怖いことなのかなと。
「それは不謹慎だぞ!」というたった一言によって多様な方面からの意見や情報がシャットダウンされ、シーンとなったその隙に流言やデマが横行するわけで。こうした非常事態における過剰な自粛モード、不安とストレス、そこに流言が加わって大変なことが起きた例があります。

まさにそれこそが関東大震災時の朝鮮人大量虐殺です。

なんとなくあの事件が起きたその“空気感”のようなものを、この「不謹慎ムーブメント(笑)」から感じた次第であります。

また、この過剰な自粛ムードも、「不謹慎」という批判を恐れてのものかとは思われますが、被災地を見下すような発言や被災者を傷つけるような発言(先の都知事が良い例です)はもちろん「不謹慎」だと思います。しかし、「震災前の通常の生活を送る」ことはまったく「不謹慎」には当たらないと考えます。

この自粛ムードが生み出す経済的損失も計り知れません。
コンサートが中止になり、企業はTVCMも打てず、個人で言えば外食をすることに後ろめたさを感じたり、酒やお菓子などの嗜好品を買うことに罪悪感を感じてしまう・・・。

今大切なのは、「不謹慎だ!」という批判に敏感になりすぎることではなく、節電を続けることと募金や貢献活動に積極的になりながらも、「震災前の生活が送れる人から、順に普通の生活を送ること」なのではないのでしょうか。

そうすればお金は少しずつまた流れを取り戻し、税金が支払われ、その税金は被災地の復興に当てられるわけで。

交通機関の心配もありますが、コンサートも野球もサッカーも、準備が整えば開催して欲しい。「不謹慎」という批判をする人もいるかもしれませんが、それらの文化活動に勇気付けられる人の方がきっと多く、ガス抜きの効果も期待できるからです。

そこで売られるビールやお酒には酒税がついて、お菓子やジュースにだって消費税がついて、それらの軽食・飲み物を製造しているメーカーや会場を貸している企業、スポンサー・・・とにかくさまざまな角度でそれに関わる人たちの間でお金が動き、その度に税金が徴収され、それが被災地の復興に使われる。とても良いことだと思います!!

今週月曜日、混乱した駅と電車にもみくちゃにされながら、いつもの3倍もの時間をかけてなんとか会社にたどりつきました。会社と家の往復だけでヘトヘトになっていたけど、一方で看護師をやってる友達は月曜の朝から余震に耐えながら患者さんを元気付け、銀行員をやってる友達はお客さんからの預金の払い戻しの対応で早朝から出社していました。自分だけ弱音は吐けません。
「通常通りに仕事をこなす。」これらも立派な復興活動の1つと言っていいのではないでしょうか。

とかカッコイイことを言ってはみたものの、弊社は原発爆破と鉄道の混乱により、本日より在宅勤務です・・・(苦笑)。
しかしながら今は文明の利器を駆使し、昨日はオンラインストレージでやり途中の仕事を全部UPし、自宅のPCにDL。社用メールはすべてGmailに転送させ、iPhoneと自宅のPCを駆使して在宅ワーク中です(笑)

なんだか今、W杯でもオリンピックでも感じられなかったような、妙な一体感の中に自分がいるように感じます。
今のこの気持ちを、どうか忘れずにいたいと思い、日記を書かせていただきました。

長くはなってしまいましたが、ご精読ありがとうございます。
また、被災されている方々にはお見舞い申し上げ、被災地で連日救出活動に当たっている皆様には頭が上がらない気持ちです。


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いらっしゃいませ!英司と申します。中央線カルチャーが好きで、東京・高円寺に在住の会社員。日々感じたことから、少し役立つ(?)情報まで、いろいろ発信していければと思います。

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