27歳を振り返り、28歳へ-仕事編-

どうもこんにちは!英司です。
そろそろ春も近づいてきた最近ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

そんなわけで私英司は先月28歳の誕生日を迎えました。
誕生日前の土曜日は、友達たちと着物を着て狂言Loungeというイベントで狂言観劇に行ったのですが、その帰りに寄ったお店でサプライズパーティを開いてもらいました!

いやー、あれは本当に驚いた。なんて言ったって、帰り際に幹事の女の子が僕の前でお店に電話して個室を取っていたんだけど、あれは実は全部演技で、本当はもうその日の昼過ぎにはそのお店にケーキを届けてあったとか(笑)
いやいや、本当に恐れ入ります。

■良縁に恵まれ、悪縁が切れた27歳

というわけで、27歳の1年間も本当にいろんなことがありました。
自分にとっては良縁に恵まれ、悪縁が切れた1年だったと思っています。

ここ1年~2年は、急激に友人関係が広がっています。いろいろな業界で、それぞれいろいろな仕事をしている人たちで、年代もバラバラ。ゲイに限らず、セクシュアリティもいろいろです。
自分から積極的にいろんな人と仲良くなる気持ちはとても大事だし、以前からそう心がけてきましたが、同じ振る舞いをしているのになぜ以前よりも良縁に恵まれたかを考えたときに、その理由はやっぱり、

悪縁が切れた。

この一点に尽きるかと思います。

僕は27歳の秋に転職をしました。前の会社には約3年間勤めましたが、決して楽しいものではありませんでした。僕は広告会社の営業として働いた後に24歳の時に前の会社に転職。以前から興味があった広報・PRの仕事に就きました。しかし、オーナー企業だったこともあり、創業者の肉親とそうでない人への露骨過ぎるほどの給与や待遇の差があったり、激しい派閥争い、陰口やイジメもあちこちで散見され、それでも給与をいただいて働くというのは、こういうことに我慢することも仕事の一つだと考え、なんとか踏ん張ってきました。

広報という仕事柄、様々な部署の方とやりとりをすることがありますが、基本的に「管理部門の人間」として敵視してくるようなスタンスの人も多かったし、重箱の隅をつつくような人もしばしば…(時には「お前の、俺の部署に対する名前の呼び方が気に入らない!」など、因縁をつけられることも。)
ため息とストレスばかりが募る一方で、体調が優れない日がどんどん多くなっていきました。

なんとかその状況から抜け出そうと、自分なりに頑張りました。
もともと、WEBや紙媒体の制作進行管理やテキストのライティングなどを中心として採用されたので、もっと自分の業務の幅を広げようと、デザインの勉強を始めたり、マーケティングの勉強をしようとしたりもしました。しかし、会社や上司からは「なんで自分の業務以外のことなんか勉強してるの?」みたいな冷やかな目でしか見られず、「ああ、この会社に自分の味方などいないんだな。」と途方にくれたことを覚えています。

それでもう、自分の中で「仕事は生活のため」と割り切ろうと決心しました。上司のことも同僚のことも、そして会社のことも、好きにはなれませんでした。仕事も面白くなく、スキルアップも見込めない…。”なんとなく”将来に不安を抱えながら、ただただ毎日をやり過ごしていました。

そんなある日、事情あって数か月前に退職したある役員が、他の会社でより良いポジションで迎え入れられていることが明らかになりました。要はヘッドハンティングに遭っていたのです。
まぁ、終身雇用なんて制度は事実上崩壊し、人生のうち転職経験がある人が多数派を占めるようになった今の世の中にあっては、よくあることですよね。現に、前職時代に勤めてた当該の会社も、ヘッドハンティング会社を入れて人材の獲得をやっていました。

それなのに、社長はその事実は知ってもうカンカンになってしまい、「どうしてもアイツや許せない。どんな手を使ってでもアイツを潰してやる!」と言いだしてしましました。そこからが、本当の地獄の始まりでした。
ある朝会社に行くと、その会社では数少ないそれなりに親しい仲だった、別部署の課長クラスの先輩の机が片づけられていたのです。そこに彼の姿もありません。どうしたのかと聞くと、昨日付けで解雇されたと。

解雇!?正社員を解雇にするとは、よほどのことがあったんでしょう。しかも、解雇の予告通知期間なし。退職金もなしの即日解雇です。例えば傷害事件を起こして拘置所にいるとか、会社のお金を横領していたとか、何か法に触れるような類のことを想像して、事情を聞いたところ、彼は当該の役員がヘッドハンティングに遭っていることを知っておきながら、会社にそれを伝えなかったから、という、なんとも理不尽な理由で職を奪われてしまっていたのです。

しかも、彼の机からはパソコンが押収され、そのパソコンで見たサイト、やりとりしたメールをすべて調べられていました。

それからの毎日は、戦々恐々とした日々でした。
当時の直属の上長で、社長の肉親だった上司からは、まだ疑わしい人間がいるので、何か気付いた点があったら報告するようにという旨のことを言われました。つまり、密告を誘発させようとしていたのです。完全に職場は疑心暗鬼の空気が漂い、ただでさえ良くなかった職場の空気が、さらに居心地が悪いものになって行きました。

その上司とランチに行ったり、飲みに行ったりしても、ほとんどが辞めていった当該の役員に対する怒りと愚痴にも似たような暴言を聞かされ、本当に苦痛だった…。もういなくなった人のことなんだから、気にしないでもっと優秀な人を採用するために行動すれば良いのに、それをしなかった。

むしろ、かなりトップダウンな会社だったこともあり、みんな自分に疑いの目が向けられないよう必死で、当該の辞めていった役員に対する批判合戦の様相を呈していきました。「あいつは酷いヤツだ」「アイツは裏切り者だ」みんながそんなことを言うものですから、社長や現役員は更に勢いづいて、どんどん言動がエスカレートしていきました。

僕はこの件に関しては社内で自分から話をしないように決めていました。

僕にはこのことが、決して珍しいケースの話ではなく、今の世の中にあっては”よくあること”で、前職時代、広告会社の中で求人部門を担当していた自分にとっては全然驚くに値することではなかったのです。しかし、僕は会社が一種の「集団ヒステリー状態」にあることがわかっていました。
なので、別に当該役員を擁護するつもりがなくても、「僕はこういう出来事は普通によくあることだと思います」なんて自分の意見を言おうものなら、袋叩きにあることは火を見るよりも明らかでした。

怒りに燃えたぎる社長や現役員、それにまるで着火剤を投入するかのように煽りに煽りまくる従業員…。あまり大きな会社ではなかったので、その炎がメラメラと大きくなっていくのに時間はかかりませんでした。

そしてある日の全社集会(全社と言っても100人もいなかったのですが)、「社長からのお知らせ」と題されたその会議で、50ページくらいの資料が配布されました。その資料には、辞めて行った当該役員が、転職先やその関係者に送っていたメールの全文などが記載されており、中には不貞行為を臭わせるメール(つまり、不倫相手と思われる方とのメール)まで全文を転記し、全従業員に配り、「彼はこんなことをしていたんですよ、皆さんこんな人を許せますか?こんな人を世にはばからせていてはいけない。全力で彼の人生を潰す!」と講演を始めたんです。

そして、その50ページにも及ぶ資料を、既に当該役員の新しい勤め先や関係機関各所に送り付けたと発表したのです。

…もう、これが現実だとは思いたくありませんでした。自分が所属する会社が、わざわざこんなことのために全社員を集めて、わざわざ業務中の貴重な時間を使い、こんな意味のない会議を開くなんて。あることないこと憶測で書きなぐったような資料を、その件に関係のないような人たちに送り付けて、下手すれば名誉棄損です。当該役員を擁護するつもりなどまったくありませんが、不貞行為の件など、当該役員のお子さんなどが聞いたらどんな気持ちになるのでしょうか。

そしてその数日後、決定的なことが起きてしまいました。

同じ部署の同僚と少し遅い時間まで仕事をしていて、そろそろ帰ろうとなった矢先、社長から「これから飲みに行かないか?」とお声がかかったのです。
時期も時期なのでハッキリ言ってとても嫌でしたが、もともとこうなる前の社長は大変面白い方で、一代で前の会社を築いた面白いおじいさんという感じの方でしたから、「ぜひ喜んで!」と言った感じに笑顔で答えました。

そして、遅くまで残っていた他の部署の社員数名も合流し、会社近くの飲み屋さんへ行きました。
そこでは、案の定「あの話」が始まりました…。
しかし、その時の社長は既に、もう僕が知ってる社長ではありませんでした。
お酒が入り、黙っている僕たちを前に顔を真っ赤にして当該役員への暴言を繰り返します。

お酒も入り、饒舌になっている社長は言います。
「で、お前はどうなんだ?今回の件についてどう思うんだ!?」と、僕たちに聞いてきます。
僕は恐れおののきながら聞いていました(僕はこのとき名指しされませんでした)。

そこでさらにヒートアップした社長の話は続きます。
「俺はこの会社を守るためにアイツを潰すことに全力をかけてるんだ。それなのになんだお前らは!!おい○○(僕の名前)!!お前なんてさっき食事に誘ったら会社がこんな時だというのにヘラヘラ笑顔で答えてたな!!そんなにタダ飯が食いたいのか!!」

と、かなり荒れた様子で、名指しでの批判が始まりました。そして続きます。

「おい××(同じ広報室の先輩の名前)!!お前もなんなんだ!!結婚もせずにそんなに太りあがってこのデブ!!俺はアイツを潰すためにこんなに頑張ってるんだぞ!!なのにお前らは毎日毎日進歩もなく淡々と仕事しあがって!!そんな奴らはうちの社にとって穢多・非人なんだからな!!!この給料泥棒!!!」

…もうこの瞬間、我慢が限界に達してしまいました。涙をグッとこらえるのがやっとでした。

社長や役員の最優先されるべき仕事は、事業活動を通して収益を最大化させること、そしてその事業活動を通して世の中に影響を及ぼしていくことのはずです。決して辞めていった人の人生を潰すことではないはずです。

悔しさ、やるせなさでいっぱいで、社長を見送ったあと、帰りの電車に乗りました。
今までのことが走馬灯のように思い出されました。デザインやマーケティングの勉強をしようとしても、なんでそんなことするの?とバカにされ、自分は決して酷い待遇ではなかったものの、社長の肉親の従業員が桁外れの贅沢な暮らしをしているのをいつも隣で見ていて、社内派閥争い、疑心暗鬼、理不尽な理由での即日解雇、イジメ、明らかに社長がおかしなことを言ってるのに、自分も含め誰もそれを指摘できず、むしろ火に油を注ぐようなマネをしていた…。

6月後半の梅雨の時期のことでした。雨で霞む東京の夜景を見ながら、すごく悲しい気持ちになりました。同時に、このままこうして事あるごとに社内政治に翻弄され、社長に従わなければ罵倒され、最悪クビ。今回のことが一件落着したとしても、あの人たちはキレると何をしでかすかわからない人たちだということがわかってしまった。怒らせると、家族や関係のない人たちにまであることないこと吹き込まれる。大の大人たちが「人生を潰してやる」なんて言ってる。
どの会社にもこういうことは多少なりともあることは覚悟しているし、このまま耐えるべきなのかもしれない。けど、少し許容範囲を超えている。

「自分は本当にここで来たるべき30代を過ごす気なのか?」
「このまま社長や役員に怯えながら毎日決められた仕事をこなすだけで、本当に楽しい毎日を過ごせるのか?」

答えはあまりに明確でした。

家に帰り、死んでいたリクナビネクストやDODAのアカウントをよみがえらせ、年齢、希望収入、職歴を入れて検索をしてみました。
前回転職したとき、未経験で広報・PRの仕事を探していたときとは違い、やはり3年の経験があるとかなり選択の幅は広がります。これはイケるかも!?と思い、すぐにリクルートエージェントに登録し、転職活動を開始しました。

8月に内定が出るまでの約2か月間、在職中の転職活動は本当にキツかった…。面接には何度も落ちたし、何度も挫けそうになりました。でもそのまま今の会社にいてもただ時間を浪費していくだけだし、30歳に向けて有意義な時間を過ごしていけるためになんとか頑張りました。
そしてようやく、今の会社から内定をいただき、現職に至っています。

現職では、いろいろ大変なこともあるけどそれなりに充実した毎日を送っています。
営業会社ということもあって、従業員も気さくで明るい人が多く、性格もさっぱりしている人が多いです。前職時代のように広報部を敵視するような人はほとんどいません。全国に拠点がありますが、全国会議やテレビ会議も定期的に行っていたり、出張にも行かせてもらえるおかげもあって、すぐに顔見知りになれました。「英ちゃん元気~?」なんて出だしで始まる、良い意味で気軽な電話やメールをできる仲になった人もたくさんいます。

もちろん大変なこともあります。立場上いろいろなプロジェクトに首を突っ込むことになるので、同時進行の案件が多すぎてクライアント先、パートナー企業の方から厳しいお言葉を頂戴することもあります。だけど、これを乗り越えれば自分のためになる。自分にできることがまた一つ増えていく、と、前向きな気持ちで仕事に臨めています。
耐えても耐えても、忍耐力くらいしか得るものがない派閥争いなどでは味わえなかった気持ちです。

前職時代は勉強したいと言ったら冷めた目で見られていたけど、今では勉強するために買う書籍の代金を会社が出してくれたりもします。先日も、アドワーズ広告のコンサルを入れるか入れないかで議論になったとき、毎月お金を払うのはもったいないし、初月の設定だけしてもらえればあとは僕が本を買って運営します!と言ったら、上司や同僚も「それは助かる。素晴らしいね!」とすごく喜んでくれたし、そういう意思のある人が尊重される職場です。

今はいろいろと業界自体が過渡期にあり、これからいろいろと大きな波も体験するかもしれません。だけどあのままくる日もくる日も我慢ばかりで、他部署とは敵対関係にあり、愚痴や暴言を聞くので終わっていく毎日を断ち切ることができて、本当に良かった。
今回の転職は、本当に成功だったと思っています。

悪い循環を断ち切れたとき、不思議と仕事とは関係なかったプライベートも好転し始めるもの。
以前より多くの人、以前より多様な人たちと仲良くなることができました。

以前は異業種の方が多いパーティなどに参加しても、あまり自分の仕事や会社のことについて話したくありませんでしたが、今は堂々と自分の仕事について話ができるようになりました。きっとそういう部分でも、お付き合いする人の数も変化して行ったんだと思います。

まだまだ28歳は始まったばかりです。
28歳の目標は、良識ある人たちとのネットワークを作ることと、物事を“仕組み”で考えられるようになることです。

これからもっともっと、公私ともに飛躍していきたいければいいなと思います!!
そのためにも皆様、ぜひ変わらず英司をよろしくお願いします。


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いらっしゃいませ!英司と申します。中央線カルチャーが好きで、東京・高円寺に在住の会社員。日々感じたことから、少し役立つ(?)情報まで、いろいろ発信していければと思います。

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