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ベアテの贈り物。

本ブログ『陽のあたる場所へ』をご覧の皆様。
新年あけましておめでとうございます!

昨年は多くの貴重な経験と出会いを体験することができた年でした。
新しい1年も、皆様と一緒に素敵な毎日を過ごせるよう、努めていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いします。

というわけで、始まりました!2013年!!
皆さんはどんなお正月を過ごされましたか?
僕は高円寺にある家で静かに新年を迎えたあと、友達と午前3時30分新宿発の小田急ロマンスカーで江ノ島に初日の出を見に行ってきました。
その道すがら、スマホで見たニュースを受けて、今日はブログを書きたいと思います。

ベアテ・シロタ・ゴードンさん逝去―日本国憲法24条起草 女性の地位向上に寄与


ちょうど年が変わって、夜中の3時頃にケータイのニュースでベアテさん死去のニュースを知りました。

ベアテ・シロタ・ゴードンさんは、日本が敗戦時に米国GHQの民政局にいらした方で、現行の日本国憲法24条を起草された方だと言われています。

以前、このブログでも同性婚をテーマに記事を書いたときに、この憲法24条を取り上げたことがありました。
その時の記事はこちらです。

日本国憲法24条の内容はと言いますと・・・。


24条第1項
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。

24条第2項
配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。

というものとなります。


平たく言うと、「結婚するには両性の合意が必要」だとか、「結婚相手を自由に選択できるように」とか、「財産の相続を一方に対して不利に扱ってはいけませんよ」とか・・・。どう考えても“当たり前のこと”ばかりが書かれているように思えます。

確かに今考えれば“当たり前”に思えることでしたが、戦前の日本社会ではこれらのことはまったくもって“当たり前”のことではありませんでした。

結婚相手は基本的に両親が選ぶものであって、この場合、特に女性が非常に弱い立場にありました。
相手がどんなに不誠実な相手であっても女性から結婚を拒否する権利はなく、女性が合意しない相手であっても、自分の意思とは関係なく結婚をさせられていた時代が長く続いていたわけです。

戦前の日本社会は、女性が結婚相手を選ぶ権利も、選挙権すらもない時代です。
ベアテさんは両親とともに5歳~15歳までの10年間を両親とともにそんな戦前の日本社会で過ごしたそうです。
ベアテさんは進学を機に、両親を日本に残し、単身米国へ帰国します。
そんな折に太平洋戦争が勃発。両親のいる日本と、自分が暮らす米国が敵国同士になってしまいます。

両親とは音信不通のまま戦争が終わり、GHQが民政局員の募集をしていたのをベアテさんは見つけます。
その時、かつて少女の頃に暮らしていた日本社会を思い出したそうです。
選挙権もない、男性の言うことに従う他生きる道のない日本の女性たちの姿が頭を過ぎったそうです。
また、もしかしたらGHQに入れれば、離れ離れになった両親とも再会できるかもしれないという淡い期待もあったようです。
そして、ベアテさんは希望通りGHQの民政局員に選ばれました。まだベアテさんが22歳の時でした。
GHQ民政局員最年少かつ、唯一の女性スタッフだったそうです。

そんなベアテさんに任されたのが男女平等を謳った憲法第24条の起草でした。

その後の日本社会は劇的に変化を遂げました。
女性に選挙権が与えられ、「結婚」は家と家との契約から、男女の平等な契約へと変化しました。

ここからは家族社会学的な話になりますが、その象徴となったのが、皇族の民間人との婚姻、具体的に言えば当時の皇太子(現在の天皇陛下)と正田美智子さん(現在の皇后美智子様)のご結婚でした。
皇太子と美智子さんは、それまでの皇族同士の結婚とはまったく違い、軽井沢のテニスコートで出会います。
初めて会った二人の若者はテニスを通して意気投合し、互いに惹かれ合って行きます。
これは例え仕組まれた出会いであったとしても、憲法が保障した男女平等の結婚のモデルを、国民の象徴である皇族自らが宣伝塔となって新しい時代の「結婚」のあり方を示して行ったと解釈できるでしょう。

そして、憲法に記された文字通り「両性の合意」を経て、皇太子と正田美智子さんは結婚し、今では“当たり前”となった結婚様式を、“これからの社会のあり方”として国民にそのお手本を見せ、多くの国民に自由を謳歌する新しい時代の訪れを示したのでした。
実際にここで示された家族や結婚のあり方は、最初に示した通り“当たり前”のものへとなっていきました。


このように、憲法とはその次の時代の社会のあり方、人々の価値観のあり方を決めて行くものです。
理想となる社会の理念を示し、国民はその理想の実現のために不断の努力をし、また国家権力の暴走から国民を守るのも憲法の大きな役目です。

12月の選挙を通じて改憲が現実味を帯びてきた今、現行の日本国憲法の制定に関わったであろう最後の一人の死は、僕たち現代社会を生きる日本人にどんなメッセージを投げかけてきているのでしょうか。

改憲には様々な意見が交錯していますが、憲法はこの先50年、100年先の日本社会のあり方を決定するものです。
僕たち現代社会を生きる国民は、厳しく鋭い目線で動向を注視していくべきなのかもしれませんね。


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いらっしゃいませ!英司と申します。中央線カルチャーが好きで、東京・高円寺に在住の会社員。日々感じたことから、少し役立つ(?)情報まで、いろいろ発信していければと思います。

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