スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

台湾のゲイムーブメントについての考察

どうも、英司です。
ここ数日、珍しく投稿が持続してます。
またいつ滞るかわからないので、リマインダーがてら一気に投稿しておきます(笑)

■魅惑のゲイアイランド台湾

そんなわけで、この年末、台湾に行くことにしました。
これで3回目の訪台になります!

台湾の魅力についてお話するともうキリがないくらい、素敵なところなんですよね。
美味しい料理に雄大な自然、豊富な温泉、ゲイカルチャー、何より日本人にとても親切。
台湾へ行くたびに、本当に想像以上に感激させてもらっています。

台湾ではゲイカルチャーもかなり元気です。
もちろん人口では日本に劣るので、新宿二丁目のようなゲイタウンと呼べるほどのところがあるわけではないですが、台北市内にはいくつかゲイクラブがあり、週末は台北のゲイたちで大盛り上がりです。

そして台湾のゲイたちにとっての一大イベントが、台北であるゲイパレードです。
今回は5万人もの参加者がいたそうで。
東京のパレードが約4000人であることと、更に人口が日本の6分の1であることから考えると、台湾のゲイたちにとっては年に一度の一大イベントとして定着しているものと思われます。

当初、台湾のパレードはエンタテインメント性が高いのでそんなに多くの人が集まっているのかなと漠然と考えていたのですが、実際のところ、一般社会に蔓延するホモフォビア(同性愛嫌悪)をぶっ飛ばせ!的なスローガンを掲げていて(日本でこんなこと言ったら大変なことになる・笑)、非常にメッセージ性が高いもののようです。

僕が台湾で出会ったゲイたちも、パレードが近づくにつれてFACEBOOKでパレードに関する書き込みを盛んに行い、本当にみんなから愛されるパレードという印象がありました。
台湾のゲイたちは優しく、南国気質のおっとりした雰囲気を持っているのと同時に、ゲイの社会的偏見や差別の撲滅への意識もとても高いような印象を受けました。

なぜ台湾のゲイたちは、日本では嫌煙されがちな「ゲイリブ」に比較的関心が高いのかを少し自分なりに考えてまとめてみました。

■「自分が何者であるか」の問いから政治が始まる

台湾と日本では、置かれている状況がまったくと言っていいほど違います。

ひとまず、台湾の置かれた歴史から紐解いていきましょう。

まず、台湾は現状、”特例的に”国家のような権能を付与されており、実質的には世界からも1つの「国」のような扱いを受けていますが、国際法規上、台湾は「国」ではなく、中国(大陸を実効支配している中華人民共和国)の一地方という扱いになっています。

これには歴史的な背景があります。
現在の中国大陸にはかつて、「中華民国」の建設を目指す資本主義経済を理念とした国民党と、「中華人民共和国」の建設を目指す、共産主義を理念とした共産党とが混在していました。

第2時世界大戦終戦までは中華民国を標榜する国民党が大陸を実効支配していました。
しかし第2次世界大戦終戦後、国民党と共産党の内戦が激化。
結果、中華人民共和国の建設を目指していた共産党が内戦に勝利し、中華民国の建設を目指していた国民党は日本から返還されたばかりの台湾島に逃げて行きます。

それでも、お互いがお互いに「ひとつの中国」を名乗っており、共産党は「北京を首都とした中華人民共和国こそ、この世界でただひとつの中国」と名乗っており、国民党は「台北を臨時首都とした現在の中華民国はいつか大陸を奪還し、南京を首都とした中華民国こそがこの世界でただひとつの中国」と名乗ってきました。

事実、1970年代までは中華民国、つまり台湾が中国の代表として国連に議席を持っていました。これは国連が結成された当時、大陸を実効支配していたのが中華民国だったことに起因しています。
しかし中華人民共和国が日本やアメリカを含め、次々と国交正常化をしていき、ついに中華民国は国連を脱退させられ、中華人民共和国が中国の代表となりました。

こうした複雑な背景を背負っているため、台湾人の中には、「台湾」に対するさまざまな考え方の人が生まれることになります。

大きくざっと分けると・・・。

1,中華民国こそただ1つの中国であって、大陸を実効支配する中華人民共和国の存在を認めない。
2,台湾は中国との主権争いを止めて、「台湾民主国」として独立国家の建設を目指すべきだ。
3,台湾はあくまで中華人民共和国の一地方であって、現在の国際法規の解釈に則るべきだ。

台湾の人たちは、自分の暮らす「台湾」という場所についてこうしたさまざまな見解を示すようになりました。

これは「自分が何人か?」という問題につながってきます。
僕達日本人は、両親が日本国籍を持ち、日本で育った場合「あなたは何人ですか?」と聞かれたら、何の迷いもなく「日本人です」と答えますね。

しかし台湾の人たちにとっては、「あなたは何人ですか?」と聞かれても、その人個人の考え方や歴史認識、解釈によって、中国人と答える人もいれば台湾人と答える人もいます。

つまり、人としての人格が形成されていく思春期や青春期に、彼らはこうした台湾の歴史を学び、「自分が何人であるか」の答えを求められることになります。
彼らにとって、自分が何人か?自分が何者であるか?という問いは、つまりはそのまま政治的な問題に密接に結びついているという感覚を持っている。

これはつまり、自身のセクシュアリティについても似た見解を持っているものと仮定できるかもしれません。セクシュアリティについての問題も、「自分は何者であるか?」の問いであることは言うまでもありません。

比較的ゲイリブ的なメッセージ性の高いゲイパレードが広く市民に受け入れられ、台湾の人々が性的少数者の主権獲得に熱心な背景には、「自分について考えることは、自分を取り巻く社会や政治について考えること」という認識があるからなのかもしれません。

実際に、台湾では同性同士のカップルに結婚に準ずる権利を付与する「同性パートナー法」の法案が2度も議会に提出されています(いづれも廃案)。
一方日本では法案どころか、これまで性的少数者のことが議題に上がったことすら数えるほどしかないのが現状です。

同性パートナー法が成立するのは、日本よりも台湾の方が先かもしれません。
そうしたら、優しい台湾人のところに嫁に行っちゃう日本のゲイがたくさん現れちゃうかも!?

他にも同性愛者の方が書いたノンアダルトブログはこちらから

↓良ければクリックお願いします↓
にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ゲイ(ノンアダルト)へ
にほんブログ村

プロフィール

英司

Author:英司
いらっしゃいませ!英司と申します。中央線カルチャーが好きで、東京・高円寺に在住の会社員。日々感じたことから、少し役立つ(?)情報まで、いろいろ発信していければと思います。

検索

他にもブログがいっぱい!

月別アーカイブ

<
>
- - - - - - -
- 1 2 3 4 56
7 8 9 10 11 1213
14 15 16 17 18 1920
21 22 23 24 25 2627
28 29 30 31 - - -

全記事

Designed by 石津 花

全記事表示リンク

他のブロガーの記事

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。