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どうも!英司です。楽しい夏はあっという間に過ぎてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

■代々木ゼミナールが…

報道各社が伝えている通り、代々木ゼミナールが大規模な予備校事業の縮小に踏み切りましたね。代ゼミと言えば、僕も高校3年生の1年間だけ通っていたことがあります。

とは言っても、経済的な事情もあり単科の90分の講義を週に1回取っていただけなのですが、ただそれでも一応は「代ゼミ生」という扱いになるので、代ゼミの学生証は持っていました。そのおかげで自習スペースや空き教室を使わせてもらえたので、約1年間、高校の授業が終わってから深夜まで自習をさせてもらっていたし、土日は一日中利用させてもらっていましたね。

自分にとってはどこ大学に行くとかそういう次元の高い目標はなく、”大学受験そのもの”が割と無謀なチャレンジだったし、高校時代に生きていた狭いコミュニティからもっと広くて新しい自由な世界へ飛び立つために勉強は必要なことをだったから、あの代ゼミ柏校の空き教室で1年間、毎日来る日も来る日も来年から始まる(はずの)大学生活に思いを馳せ、夢を見て、大学でやりたいことを考えて、想像をふくらませていました。

どんなに頑張っても都内の中堅大学くらいにしか行けなかった自分はあまり高望みをせず、センター試験レベルや中堅私大レベルの問題を確実に、どんなコンディションでも安定してこなせるような戦略を立てていたので、今回廃止されてしまう代ゼミの模擬試験はそのニーズに最も合致していて、毎回模擬試験のたびに一喜一憂しており、たった1年間の在籍期間ではありましたが代々木ゼミナールでの思い出はとても濃厚で懐かしく、何よりとても良い思い出となっています。


■経営戦略としてはパーフェクト!?

そんな代ゼミでの個人的な思い出はもうひと回りくらい昔のことになってしまいましたが(笑)、驚くべきは代ゼミの経営戦略でした。

代々木ゼミナールを経営する「高宮学園」は学校法人格を取得しています。学校法人格を取得すると法人税は株式会社等よりは安い率で設定されており、様々な優遇措置が取られます。その代わり様々な厳しい審査もあり、大きなところで言えば自社名義のビルで教育事業を行わないといけない。

つまり、全国各地に展開している代ゼミは、全部自社ビルということになります。
こうした自社ビルの建設や取得、日本全国への販路拡大は大学進学率の急激な上昇と受験戦争の激化で予備校業界は好況に湧いていた80年代に行われたわけですが、実は代ゼミはこの時から既に2014年の今決断をしたこのリストラクチャーを想定していたと言われています。

もともと代ゼミが取得している学校法人格を持っているところに通う人は、社会的にも「学生」という扱いになりますので、各種学割が利用できる上に定期券の購入の際にも学生の価格が適用になります。

つまり、浪人生であっても社会的には高校生や大学生と同等の「学生」の身分が保障されることになります。代ゼミはもともと浪人生を主要ターゲットにしていたため、この学校法人格を持っているか否かが非常に重要だった。

一方、「現役予備校」を標榜し、高3生に絞ったマーケティングを行っている東進ハイスクールなどはこれとはまったく逆の戦略を取っており、運営は学校法人格を持たない株式会社ナガセ。

敢えて学校法人格は取得しないことで自前の校舎を持つ必要もなく、東進ハイスクールは有名講師の中継による授業やDVDによる授業に力を入れたことで、ビルのテナントの間借りで事足りるような教室運営を展開。

参入も撤退も身軽で、商圏や市況感の変化に合わせてすぐに意思決定ができる経営方針を採ったそうです。幸運なことに、これに長引く不況の影響で、受験生たちは大学のレベルを多少落としてでも現役で行ける大学を堅実に目指す傾向が顕著になり、予備校の主役は現役スクールの時代に。

しかしその現役予備校でさえも年々減り続ける高校生の人口には苦慮しているくらいですから、浪人生を主要ターゲットにしていた代ゼミなどは非常に経営難に陥っていたと言われています。

ただ、18歳人口の現象はずっと昔から予測できていたことですので、代ゼミが次々と進出していた80年代~90年代に建設した自社ビルは、オフィスやホテルにすぐに転用可能な構造のものが多く、立地も駅前の一等地に点在。

少子化が進展した後の日本では、代ゼミは予備校事業を縮小させ、オフィスやホテル運営会社への不動産賃貸事業を経営の軸にすることを80年代当時から見据えていたと言われています。

このあたり、米国のフィルムメーカー大手のコダックがいつまでもフィルムの製造という本業にこだわったために倒産したが、日本のフィルムメーカー大手の富士フィルムが、自らの事業を破壊しかねないデジタルカメラの製造に早期に参入したり、医療機器業界にも積極的に参入したり、フィルム製造で培った化学技術を応用した化粧品事業を始めるなど、本業にこだわらず、本業で習得したノウハウを駆使して果敢に新規事業に乗り出したことで、企業を存続・繁栄させたことなどと重なります。

それにしても、全国に27あった事業所を、7校にまで減らすとはかなりの思い切りだったと思います。ここまで大胆な経営判断をできる人はなかなかいないとは思いますし、時代や市況に合わせた判断ができるという点においては英断とも言えると思いますが、気になるのは400人規模の整理解雇。それも40歳以上を対象と言います。

40歳以上の、400人もの教育業界経験者の求職者が一気に転職市場に現れるわけで、現在の日本の教育業界にこれだけの大量の母集団を一気に吸収できる余力があるのかには疑問が残ります。

僕も人材業界での仕事が長く、3年だけ教育業界にもいました。予備校にかぎらず、専門学校や大学もその事業の特性上海外進出をすることも容易ではなく、必然的に日本国内の内需に頼らざるを得ない上、18歳人口は減少の一途をたどるにもかかわらず、学校は年々増え続けています。

こうした業界の厳しい現状を踏まえれば、整理解雇を伴うリストラクチャーはもう少し慎重に行わないといけないし、同規模の経営方針の転換を行うのであれば数年~10年くらいをかけて段階的に予備校事業を縮小させていく方法などはなかったのかな、と思う部分もあります。

当人たちにとっては、生活の存続がかかっているわけですからね…。

昨今はAO入試や推薦入学の枠を大幅に増やすなど、大学側もそもそも学力による受験を必要としない制度も多く設け、前出の現役予備校でさえ楽観視できない状況といいます。

横並びの若者が「テスト」という単一的な評価基準に合わせて激しい競争を行うのが受験というものかと思います。それとは別に、個性やその人らしさ、秀でた能力への評価など、多様な評価基準が大学に設けられたことは歓迎すべきことのようにも思いますが、そうしたものは長年の習慣や小さなころからの両親の教育方針などに左右されることが多く、また秀でた能力に関しては生まれつきのものもあるため、意外と自分の努力だけではどうにもならないものも多いと思います。

ただ、もちろん親が子供の教育にかけられるお金による学力の差はあれど、学力による入試はまぁまぁそれなりに努力したぶんだけの成果が短期間で見えやすく、完全なる落ちこぼれだった自分でさえも1年間必死に頑張ればなんとかかんとか都内の大学へ進学できたわけで、意外と人生の最初のリベンジチャンスなんじゃないかなと思います。

それに社会に出ると常に人との競争です。よほどの独占企業でない限り、どんな仕事でも競合他社との競争には常にさらされるわけだし、時には社内でプロジェクトの主導権を握るために同じ会社の仲間との競争を迫られることだってあります。

もちろん社会での「競争」の判断基準は、入試のように「学力」という単一的な評価ではなく、価格、機能の優位性、個性や他社との差別化ポイントのユニークさ、その人個人の人柄やセンス等々、かなり複合的な要素を総合的に判断して競走結果が決まるわけですが、他者と比較され明確な優劣をつけられる場面は入試などと一緒だし、そんな場面は頻繁にあります。

こうした場面に一喜一憂して感情が揺らいでいたら仕事になりません。だから、10代後半の感性がまだまだ柔らかい時代に、一度競争にさらされて一喜一憂する経験は、その後の人生でも絶対役に立つものだと僕は思います。

代ゼミの予備校事業縮小は、ある種こうした「古い」競争価値観の衰退を物語っているのかもしれませんね。

と、ここまで書いていたら自分がまさかの「古い価値観」の人間という気がしてきました…。
ああショック(苦笑)

そんなわけで、受験生のゲイの子、このブログを見終わったらちゃんと勉強してね!(笑)
大学は楽しいところだし、社会人はもっと楽しいぜよ(・∀・)


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