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どうも、英司です。相変わらずの猛暑な毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
僕は先週末につなげて少し早めの夏休みをいただきまして、広島に行ってきました。

原爆ドームや宮島は高校の修学旅行以来。とにかくグルメが美味しいくて楽しい旅でしたが、なんと言っても広島で年に一回開かれているゲイイベント「54」がものすごく楽しかったです。

広島県内のみならず、九州、四国からもたくさんのお仲間さんが遊びにきていて、中にはなんと
このブログを読んでくださっているという方まで!!(驚)
いろいろな人とお知り合いになれて本当に良かったです!


■久々にブックレビューでも

そんなわけで、最近書店で思わず手に取った本。

「30代はアニキ力―後輩を育て、上司を動かす」


30代はアニキ力: 後輩を育て、上司を動かす (平凡社新書)30代はアニキ力: 後輩を育て、上司を動かす (平凡社新書)
(2014/01/17)
前川 孝雄

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すべてに100%頷けるわけではありませんでしたが、大枠著者の言いたいことは非常によくわかり、また、コンサル会社やらビジネススクールやらの講義を収めた書籍よりは僕の身の丈に合った、明日からでも役立つ心がけ等が書かれているとても読みやすい本でした。

今の30歳前後の世代は不況の中で青春時代を過ごし、就職氷河期に就活をし、社会人になってからも20代のときにリーマンショックと東日本大震災を経験するなど、「不遇の世代」と言われ続けていました。

ただ、久方ぶりの上向きな経済状況を迎えるこの時期に30代を過ごすことになる当該の世代の社会人たちは、むしろこれまでの不遇さをすべて精算してお釣りがくるくらいラッキーな時代を生きている、という明るいイントロダクションで始まる本書は、いかにもリクルート社出身らしい著者の前川孝雄さんから僕ら世代への心のこもったエールのようにも感じました。

また、前川さんはまさにバブル期に20代を過ごしたわけですが、その後間もなく不況が訪れ、「この時代を生き抜かなくては!」と自身のキャリア形成を心配するあまり、ビジネススクールやら外国の経営理論にばかり傾倒してしまい、難しいカタカナ文字を後輩や上司に披露しては自己陶酔していた時代のことを「失敗談」として紹介。

自分が出世したい、評価されたい、生き残っていきたいという気持ちのあまり、MBAだ!ビジネススクールだ!!とその欲望に応えてくれそうなツールはどんどんと増え続ける時代ですが、そうした理論や武器を本当に最大限生かしつつ、日々の業務改善に繋がっていった例は意外と少ないと著者は指摘。

本当に明日から役立って、なおかつ自分をこの先も助けてくれるスキルは、自分にだけ関心のベクトルが向いた均一的ですぐに陳腐化する内向きなスキルアップのセミナー等ではなく、後輩等の若い世代に日頃から慕われ、時に自身の損得勘定を抜きに彼らを助け、日頃からよく彼らの意見を聞いていて、折にふれて40代の上司に日々若い後輩たちが考えていることを咀嚼して伝えられるような潤滑油的存在になれるスキルだと説いています。

いわゆる「中堅社員」として組織での役割も変わってくるこの時期、一生懸命やっていればそれなりに評価されてきた20代を終え、しかし上には経営層から日々強いプレッシャーをかけられている中間管理職の40代がいる。

そんな30代に求められる力は、後輩たちが自然とついてきて、責任の重さのあまり保身的になる上司の気持ちを掴んで突き動かすことのできる「周囲を巻き込む求心力」で、著者はこれを「アニキ力」と呼んでいます。

著者は数々の事例を紹介しながらこの「アニキ力」とは何かを説いていますが、とどのつまりそれは「信頼」以外の何者でもないな、と思いました。

これを著者は「利他的」とか「他愛精神」とか「情けは人のためならず」という言葉で言い換えていました。

いざというときに頼りになって、時に自分の損得勘定抜きに後輩や部下を助けてあげられる姿勢こそが、(特に年下の後輩たちを中心に)周囲に自分のファンを増やし、目上の人や組織を突き動かす原動力になる、というのが著者の趣旨でした。

結局のところ、ビジネススクールや有名なコンサル会社が出したビジネス書などでいくら「正しい」理論を学んで均一的にそれを自分の組織や仕事に適用しようとしても、ただただ摩擦を生むだけだった、という類の失敗例は自分の周囲で聞く話の中でも枚挙に暇がありません。

むしろそうした理論武装は、著書の言う「アニキ力」を備えた人があくまで二次的な武器として持つのにはふさわしいかもしれませんが、自分への自信のなさや不安感を埋め合わせるためにあの類の「正論」を身につけても、周囲の人には「なんかいつも難しいこと話してるよね、あの人」くらいにしか思われないものなのかもしれません。

また著者は、「自分の言葉で語ろう」「血の通った言葉を使おう」ということも頻りに説いていて、これも非常に納得できました。僕はこの「言葉」のちから、「言葉」の選び方は実は非常に大事なスキルなのではないかと考えています。

自分がよく意味を理解している言葉や誰もが使い慣れている言葉しか使用せずに、その組み合わせと順番だけで最大限に自分の意志を印象良く伝える力は、実はもっとも難関で高度なビジネススキルだとすら僕は考えています。

自分自身も意味をよく理解していない、どこかからの引用の言葉ばかりでは人の心を掴むことも、ましてや人や組織を突き動かすことなんてできないと思います。ただ僕自身も、格好良く聞こえるからどうしてもこの手の小手先の技術を使うことがよくあるので、本当にこれは気をつけないといけない。特に年下の人と話すときはことさら気をつけないといけないポイントだなと思いました。


■結局の所、思いや情熱が大事ってこと?

うーん、ありきたりですけど結論はそういうことになるんだと思います。
仕事に対する自分なりの思いや情熱。それの有無は自分の働きが誰かの、世の中の役に立っていると思えるかどうか、という点に尽きるように思いました。

ただ本書で同意できなかった点としては、不本意な異動や待遇もチャンスと思って我慢すべし!との部分。僕は自分が活躍できない、納得行かない、この仕事は絶対に自分に向かないし、早くスキルチェンジしたい、という思いが強い場合は、その場は去ってやりたい仕事に挑戦する方が良いと思います。

そういう気持ちを持ったまま給与のためと割りきって仕事をする生活を送る中では、とてもじゃないけど著者の言うような「自分は何かの役に立っている」っていう実感を得られないし、著者の言うような「アニキ」的な役割なんて、やはりその会社が好き、その仕事が好きという気持ちがある程度はないと務まらないし身につかないものだと思います。

その点、スキルチェンジやキャリアチェンジは若い方がその後が長いし、体力も物覚えも良いから僕は無碍に納得行かない待遇や自分に明らかに向かない仕事を「やらされてる」と感じた時は、環境を変えることもすごく大事な決断だと思いますよ。


ただその辺りは本書においては周辺的な話ですので、大枠では非常に良い本だと思いましたし、けっこうオススメな本です。



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