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どうも、英司です。
雪ばかりの週末でしたが、いかがお過ごしでしょうか。
まったく2週も続けて土曜日に目がけて雪が降るものですから、予定が狂いますね~。
早く春にならないものか。お花見とか早くしたいです!



■殺伐としたゲイの恋愛事情

いつも投票ボタン押してくださっている方も多いみたいなので、ご存知の方も多いかと思いますが、このブログもにほんブログ村の同性愛ブログ(非アダルト部門)ランキングに参加してます!

ランキングに参加している他のゲイブログも興味があっていろいろ閲覧しているのですが、ゲイブログは大きくわけてこの2パターンですね。


①同性の恋人との同棲日記やエピソードを綴ったもの
②海外生活を送るゲイやレズビアンの方の日常を綴ったもの


ほんわかした雰囲気の幸せそうな内容のものばかりですね。
こちらのブログも、ゲイブログをいろいろ見ている中でたどりついた、と言うノンケ女性の方からもよくメッセージなどをいただくのですが、他のブログを見てきた影響なのか、「ゲイの方々ほのぼのとした恋愛をしている方が多くて幸せそうですね」なんて声もいただきます。

ところがどっこい、僕の印象では、ゲイの恋愛はほのぼのどころかものすごく殺伐としていると思っています(苦笑)

そんなわけで、僕の周囲の話限定にはなりますが、ちょっとでもゲイカルチャーの一旦をご紹介できればと…。



■行き過ぎかと思うくらいの外見至上主義!

たまに、ノンケの方で「ゲイの人はイケメンが多いですよね」なんておっしゃる方も多いですが、確かにファッションや身体づくりに高い関心を払う人が多いのは事実。
実際、ノンケの既婚男性よりも可処分所得が多く、ファッションなり美容なりにお金もかけられるし、周囲を見ていても、自然とオシャレなものへの感度が高くなる人が多い印象です。

気に入った洋服を着て買い物や飲み会、パーティなどに出かけるのはやはり気分が良いものですからね。そういう自分自身の楽しみのため、という動機もありますが、ゲイ業界は外見に敏感にならざるを得ない厳しい競争社会であるのもまた事実です。

しかも最近は、SNSやスマホの普及で、この傾向にはどんどん拍車がかかっている模様。
今からもう20年くらい前と言えば、ゲイ同士の出会いと言えばゲイ雑誌の文通欄や、週末の2丁目のゲイバーでの出会いくらい。

もちろん今流行りのゲイ向けSNSやスマホアプリなどもなく、今は主流になったクラブでのゲイ向けのパーティなどもほとんど存在しない時代。

例えば文通などで言えば、気になる相手に手紙を送って、早くても数日~1週間後に返事が来て、また返信を書いて…とやっていたわけですね。何度かやりとりをした後、ようやく写真を交換しましょう、となる。もちろんそれでタイプな相手だったら万々歳ですけど、タイプじゃない場合も往々にしてあるわけで。

でも、例えタイプじゃなかったとしても、それまで何度かお手紙のやりとりをしているわけですし、今では日常生活でほとんど見かけなくなった直筆の字、手紙に書かれた内容から、その人の外見以外の側面も知っていて、それと外見とを加味した上でその後もやりとりをしたり、会ってみたり、恋人にまではならなくても末永いお友達となったりしていたわけですよね。

ゲイバーはもう少し外見偏重なところもありますが、当時のゲイバーと言えば、最近よく見かけるHOUSEやR&Bがかかったクラブスタイルのショットバーは少なく、小さくてこじんまりとしたカウンターのみのスナック形式のお店がほとんどで、初めて会った人でもまずは一緒にお酒を飲んで、カウンターの内側のママや店子さんを軸に他のお客さんともいろいろお話をして、気が合えば連絡先交換。みたいなプロセスが存在していたみたいです(ただ、この形式の出会いは今でも健在です)。

それが時代が進むにつれて、出会いの場が文通からSNSなどのネットへ、小さなゲイバーから大音量の音楽がかかったクラブへと変化していきました。

直筆の手紙に思いをつづっていた頃、紙の手紙に託せる情報はごくわずかです。
ところが、インターネットと携帯電話の機能が発達するにつれて、携帯で写真が撮れるようになり、当時まだあったゲイの出会い系ネット掲示板では写真とプロフィールを載せるのが主流になり始めました。この時点で、投稿された写真の外見の良し悪しでレスポンスに格差が生まれる時代が始まりました。

ただ、あまりにも不特定多数の人が見ているネット掲示板に顔を出すのに抵抗がある、という人もまだまだ多かったと思います。僕自身もネットの掲示板は何度か見たことはありましたが、投稿したことはなかったし、投稿している人に連絡を取ったこともありませんでした。

そんな中、日本で初めての本格的なSNSであるmixiがリリースされ、一般ユーザーにヒットする以前、まずはゲイの間でこれが大流行したのを覚えています。
割と少なくないゲイが、自分の顔写真を載せて、プロフィール欄に趣味や休日の過ごし方と併せてさりげなくゲイであることを書いていたり、『Gay only』と書かれたコミュニティにいくつも入っていたりして、すごく自然な形でカミングアウトしつつ、学校や職場が違い頻繁に会えないゲイの友人たちとの近況報告やらコミュニケーションツールやらという感じの使い方をしていて、あわよくばタイプな人と出会いたい、みたいな雰囲気がありました。実際mixiで出会い、カップルになったゲイもけっこういましたしね。

イケると思った人が誰と繋がっているかを見れたり、コミュニティを見て共通の趣味があるかどうかを調べたりできて、それがメッセージを送ったときの共通の話題になるなど、匿名の掲示板よりも更に多い情報量を得た上での出会いが可能になりました。

一見、文通の時代に少しスタンスが戻ったようにも聞こえますが、そうではなくて、これも実際のところ、写真がイケると思った時点で初めてその人のページに行くパターンがほとんどで、顔写真を載せていないとアクセス数そのものが伸びない、と言った感じでした。

そして極め付けが、スマホの急速な普及です。
お洒落や流行に敏感なゲイは、やはりスマホへの切り替えも随分早かった印象です。

ほどなくして、近くにいるゲイを検索できるスマホアプリが大流行。当初は数行のプロフィールと写真1枚だけを掲載できる簡単なものでしたが、3枚まで写真を載せられるものが登場したり、もっと長いプロフィールが載せられるものが登場したりと、見る見るうちに進化。

今流行っているゲイアプリは、昔からある近くにいるゲイを探せる機能はもちろんのこと、いいなと思った人をお気に入りに入れると、お気に入り入れたことが相手に通知され、自分のことをお気に入りに入れた人が多ければ多いほどレベルアップしていくという、ちょっとゲーム感覚のもの。つまり端的に言いますと、外見のレベルが数値化されて発表されるってことです…(泣)

しかもそのアプリにはオーディション機能というのもあって、自分がお気に入りに入れた人の特徴を読み取るアルゴリズムを利用して、タイプに近そうなユーザーを一人一人表示。表示された写真とプロフィールを見て、「タイプ」「保留」「興味なし」のいずれかのボタンを押すと、また次の写真が出てきて…この繰り返しです。

ここで、「タイプ」のボタンを押して、仮に向こうも自分のことを「タイプ」というボタンを押していたとしたら、その時点で「マッチしました」という通知が来る仕組み。そのままメッセージをしたり、会って遊んだりできる仕組みです。

また、面白い機能としては、毎朝「人気ユーザー」というのが発表されるようになっていて、レベルが一定以上に達した人(つまりみんながカッコイイと思っている人)をランダムで選抜して10人くらいを表示。

もうここまで来ると、ノンケの女友達に話すと、大概の人は「そんな過酷な世界で私生きていけない…」と絶句します。

ここで文通のお話しなんかを思い出してみると、まぁなんとおおらかな時代だったことか…。
今は、文通時代に何週間もかけて取得していた情報が、ほんの数秒で取得可能なわけです。
その人の性格や趣味も、まずは外見がタイプでないと知るきっかけすらありません。

こうして、IT技術の進化に伴って、ゲイ業界における外見に対する手厳しさには拍車がかかっている様子です。はぁ…出会いの機会が増えて便利になるのは歓迎すべきなんだけど、なんとも世知辛い世の中…(泣)



■一見明るくて楽しそうに見えるが、弊害も目立ってきた

ただこうした傾向を指して一概に「昔は良かったのに…」と言うつもりはありません(そもそも昔を知りません!)。昔は個々で孤立しがちだったゲイにとって、出会いのきっかけが増えたことは恋愛云々以外にも、自己肯定感の獲得や孤立感・孤独感の解消にも一役買っていると思いますし、そもそも最初に言ったように、お洒落をしたりスタイルを維持するためにジムなどで運動したり、ジャンクフードや脂質の高いものは控えるなど食生活にも気を配ること自体は、決して悪いことではありません。むしろ物事に対する向上心を生んで、良いこともたくさんあると思います。

ただ、こうした行き過ぎた外見至上主義の弊害も徐々に表れてきているのでは、と思う場面があります。

ゲイの世界では、いろいろなタイプの人がいるとは言いつつも、やはり一般的にモテるタイプは筋肉があり男らしい雰囲気を醸し出すタイプ。
しかしマッチョになりたい気持ちが強すぎて、無理な食事制限でとんでもない食生活を送っていたり(鳥のささみ肉とプロテイン以外口にしていないとか)、身体を壊すまでジムに通っていて日常生活に支障を来すような人もいたり…。

「マッチョにならないと誰も相手にしてくれない!」と、ある種の強迫観念ともいえる感情が混じっていることも。それだけの努力ができることは本当にすごいことで、ものすごく感心しますし、美意識の高さにはまさに脱帽。僕もジムに行ってはいますが、どうしても仕事の帰りが遅い日が続くときなんかはサボリがちですし、ついつい仲間や会社の人と深夜まで飲んでしまい、次の日顔がパンパンにむくんだまま外出するちょっと美的感覚に欠ける行動もしばしばやらかしますからね…苦笑。

ただ、無理な食事制限、特に炭水化物をまったく取らないという食生活は、体調不良になりやすいばかりか、糖質が摂取されないことによる集中力の低下、情緒不安定などの原因になると言われています。また、プロテインの過剰摂取も内蔵にかける負担が大きく、臓器の不調を起こしやすいとも言われています。

こうしたある種の強迫観念がもっとエスカレートした場合、非常に副作用が強く、命の危険にまで及ぶ可能性があり、本来医師の指導のもとでの使用が推奨されている筋力増強剤の『アナボリックステロイド』の使用などに走るケースもあります(炎症やアレルギーの治療に使うステロイドとは別のものです)。

アナボリックステロイドは筋力増強の効果は絶大ですが、人工的にホルモンバランスを崩すので、情緒不安定や抜け毛の増加、激しい肌荒れを引き起こし、重度の肝機能障害も引き起こすリスクが高いようです。また、注射器による投与の場合、乱用した際には筋肉が破裂するような事故も起きています。

このように、現状の自分への肯定感や自己価値感が極度に低く、自分の美醜に極端なまでのこだわりを見せ、それが日常生活へ支障を来すような水準にまで達すると、それは『身体醜形障害』という医学的にも認められた疾患と診断されることもあるようです。

※参照:身体醜形障害(Wikipedia)

僕は、ゲイ特有の美意識や美的感覚がすごく好きですし、そういう若々しくて洗練されたセンスというのは、ゲイ業界がこれほどまでの過酷な市場原理で動いているからこそなんだろうと思います。

けど、もう少し、「今のままでも充分素敵じゃん」というおおらかな雰囲気も必要なんじゃないかなぁと思う最近。

IT化が進んで、本当に便利になって、たくさん友達ができたり、タイプな人と出会う機会が格段に増えたのも嬉しいけど、(前回の日記にも通ずる話になりますが)何か単一の評価基軸だけで自分を評価して過剰に追い込んだり、また逆に過剰に自信を持ちすぎたりせず、誰もが多彩な評価基軸を持つことができて、適度な自己肯定感を持てるようになれればいいなと。

「すべての人生が、すばらしい。」






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